人物[]
- "真の敵は嵐が止むのを待ってるんじゃない。嵐を連れてやってくるんだ"
- ―ジョン・スノウ(夜の王について)
ホワイト・ウォーカーになった最初の人物。現在は多くのホワイト・ウォーカーの頭首であり、その延長で亡者たちの絶対的指導者とも言える。
来歴[]
起源[]
夜の王はかつて「最初の人々」の一人だった。それが「森の子たち」の一人リーフに捕らえられてドラゴングラスを胸に埋め込まれ、ホワイト・ウォーカー化させられてしまう。「森の子たち」の目的は「最初の人々」に対する対抗勢力を得ること。ウェスタロスに侵入して神聖な木々を切り、子どもたちを虐殺する「最初の人々」から自分たちを守ってもらうためにホワイト・ウォーカーを作り出したのだった。しかしホワイト・ウォーカーたちはすぐに「森の子たち」に敵意を向け、後に「長い夜」と呼ばれる時代をもたらす。夜の王は伝説の人物として、少なくとも北部の貴族たちに名を知られた存在。
シーズン4[]
ビジョン中で初めて作中に登場。無数に流れ込むブランのビジョンの一部に、氷越しに映る夜の王の顔が映し出された。なおブランはその時点ではビジョンの意味を理解しておらず、従って過去・未来・現在のどの時点の姿だったかは不明。
実際の登場はS4-E4『誓約を果たすもの』が初。ホワイト・ウォーカーが運んだクラスターの最後の息子を氷の祭壇から抱き上げ、頬に人差し指を当てただけで赤ん坊をホワイト・ウォーカー化させた。
シーズン5[]
シーズン6[]
シーズン7[]
力と能力[]
夜の王には多くの特殊能力が備わっている。果たしてこれらは夜の王だけが持つ能力なのか。それとも他のホワイト・ウォーカーも持つ能力なのか。現在はまだ明らかになっていない。
人間のホワイト・ウォーカー化[]
人間の赤ん坊をホワイト・ウォーカー化することができる。夜の王が指先を赤ん坊の頬に押し付けると、赤ん坊の肌は青白く、目は青色に変化した。
死者の復活[]
死者を亡者として復活させることができる。死者との身体的接触は不要で、何千もの死者を復活させる時でさえ、腕を一振りするだけで十分。
物理的に並外れた力[]
実際の戦闘では一度も示されていないものの、他のホワイト・ウォーカー同様の物理的力があると想定される。実際にヴィセーリオンに氷の槍を投げた際も、飛距離は1マイル(1.6km)以上。さらにその一撃でとどめを刺すほどの力だった。
武器の粉砕[]
多くのホワイト・ウォーカー同様、夜の王も触れるだけで金属製の武器を粉砕できると見られている。
マーキング(印付け)[]
特定の人物に印付けをし、その位置を正確に把握することができる。たとえ魔法の結界が張られていても、その結界の中に印をつけられた人物がいれば、夜の王は結界の中に侵入することができる。
地割れ[]
大地に地割れを起こすことができる。
狼潜りの探知[]
狼潜りで操られている動物に気づくことができると見られている。ブランが壁の向こうの偵察のために鴉の群れに狼潜りした際に判明したが、果たしてそれは印をつけたブランだから可能だったのか、それとも他の狼潜りにも気づけるのかは現時点では定かではない。
耐火性[]
他のホワイト・ウォーカー同様、体が発する極寒の冷気により火への耐性があると見られ、もしくは火の影響を一切受けないという可能性もある。現に亡者狩りの際、夜の王はドラゴンの炎の壁を無傷で通り抜けるだけでなく、その炎を消してしまった。
ドラゴン乗り[]
ドラゴン使いの血筋でないにもかかわらず、練習なしでドラゴンを完璧に乗りこなした。詳細は不明だが、自身で殺め蘇らせたヴィセーリオンだからこそ制御できた可能性もある。