- "誰も知らないほど遠くまで土地が広がっているのを、俺は見たことがある。長い夜の間にやって来たホワイト・ウォーカーが住む、常冬の大地まで広がっているのをな。"
- ―ジョン・スノウ
ウェスタロスの遥か北に横たわる常冬の大地。この名は、暖かい夏にも雪が降るこの土地につけられた通称のようなもので、正式な名前ではない。野人がいくつかの地域を支配しているが、北極に近く、人が住みにくい不毛の地まで及んでいる。これらの土地は壁の向こう側で呪われた森や凍った海岸に至るまで北に広がっていると言われている。ホワイト・ウォーカーはこの土地から生まれた。古代の歴史では、常冬の不毛の地ではなく、森の子らが住んでいた肥沃な場所だった。彼らが、捕まえた人間を儀式によって最初のホワイト・ウォーカーへと変えた。
歴史[]
シーズン4[]
野人クラスターの末息子がホワイト・ウォーカーによって常冬の大地まで連れて行かれ、ホワイト・ウォーカーに変えられた。
シーズン6[]
ブラン・スタークと三つ目の鴉は、先史時代の、森の子らが住む緑に覆われた常冬の大地を見る。後にブランは、亡者の大軍と夜の王がいる現在の常冬の大地も見た。
小説では[]
小説『氷と炎の歌』では、常冬の大地はほとんど未知の場所となっている。北方の野人の国の中で最北にある、フロストファングの北方の谷のゼン族の地よりも向こうに存在しているようだ。野人は、ホワイト・ウォーカーはこの地域から来ると信じているが、最北に住む野人の部族でさえもこの地域についての知識をあまり持ち合わせていない。というのも、死に至るほど低い気温のため、それほど遠く北まで旅し、生きて帰ってきた者はほとんどいないからだ。