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島は、ドラゴンストーン(島)を参照

"ターガリエン家はここに城を建てようとした。うつけ共は、ターガリエン家がエッソスから小隊を率いてきたことも忘れ、古代ヴァリリア魔法を使ったと抜かす。城の建設に魔法の助けなどなかった。だが、確かにこの城はウェスタロスにある他のどの城とも違う。異質で奇妙だ"
―スタニス・バラシオン

ドラゴンストーン城は、ブラックウォーター湾に浮かぶ同名の島に存在する。古来よりターガリエン家の所有であったが、現在はバラシオンの分家が治めている。 シリーズが始まった当初は、兄ロバート・バラシオン王のためにスタニス公が保持していた。城の内部に彩色机の部屋がある。今では失われてしまった、ヴァリリアの先進的な石像加工技術を用いて建てられた。

そのせいか、巨大なドラゴン像など、他のウェスタロスの地域では見られない珍しい様相をしている。城全体でドラゴンのモチーフやレリーフが見受けられる。 ヴァリリアのデザインを取り入れたことと孤立した立地とが相まって、城は堅牢なつくりをしており、以前はターガリエン家、現在はスタニス・バラシオン公にとって理想的な砦と言えるだろう。前述した城のつくりや立地の関係で、襲撃することが非常に難しく、はるか大軍に対しても比較的少ない人数の警備隊で守りを固めることができる。

歴史[]

Dragonstone-loc

トライデントの戦いの後、キングズランディングの略奪の前に、レイラ・ターガリエン女王とヴィセーリス・ターガリエン王子がドラゴンストーンに送られた。レイラは嵐の夜にデナーリス・ターガリエンを生み、死亡する。

キングズランディングが落ち、ロバート・バラシオンが鉄の玉座を手にすると、スタニス・バラシオンに、残った王族とその召使らの処理を任せる。しかし、忠実な騎士がヴィセーリス王子とデナーリス王女を、狭い海を越えた自由都市へ逃がした。これに対し、ひどく怒ったロバートは、スタニスからストームズエンドを奪い、弟のレンリーに与えた。替わりに、ターガリエン派らを抑えるためとしてドラゴンストーンがスタニスに与えられる。後々になってロバートはスタニスに、ドラゴンストーン統治という栄誉、つまりはターガリエン家の下で玉座の正統なる後継者の土地を授けたのだと伝えようとするが、当人はそのような調子の良い物言いを嘲笑った。

シーズン1[]

ドラゴンストーンのスタニスの元へ、エダード・スターク公からの個人的な手紙を持った使者が来る。手紙には、サーセイ・ラニスターの子供たちは近親相姦から生まれたのであり、スタニスこそが、死期の近いロバート王の本当の跡取りであると書かれていた。

シーズン2[]

五王の戦い勃発の際にはドラゴンストーンがスタニス・バラシオン王の拠点となる。だが王にとっては不運なことに、戦いの初期は、ブラックウォーター湾に浮かぶ、もともと忠誠を誓っていた2・3の島々の統治者らしか王を支持しなかった。更なる援助を得るため、紅の女メリサンドルの影響によりル・ロールに改宗。海岸で開かれたスタニスと支持者の会合で、ドラゴンストーンのセプトから持ち出した七面神の木像をメリサンドルが焼き、光の王への捧げ物とした。 その少し後、ダヴォス・シーワースはドラゴンストーン沿岸で、海賊サラドール・サーンに会い、彼の30隻の船艇を雇いたいと話を持ちかける。 ブラックウォーターの戦い敗北のあとで、スタニスは残った軍を連れ、なんとかドラゴンストーンに戻った。

原作では[]

小説「氷と炎の歌」には、ドラゴンストーンはキングズランディングから北東に数百マイル離れた場所にある火山島だとされている。500年ほど前に、ヴァリリア自由保有地の貿易拠点としてターガリエン家が移住してきた際に同家によって建てられた城と、小さな港がある。城が建設された1世紀後に、破滅として知られている大災害によってヴァリリアは滅び、そのままを姿を留めた最大の土地がドラゴンストーンであった。ターガリエン家は、エッソスの西海岸沿いにある植民国がヴァリリアの支配地を保持するのに手を貸すのを拒んだ。植民国は後に自由都市となる。 さらに1世紀を力を蓄えるのに費やし、300年前にウェスタロスに侵略、支配する。キングズランディングに新たな首都を建設し、ドラゴンストーンは王の後継者(「ドラゴンストーンの王子」と呼ばれた)の保有地となった。エイリス・ターガリアン二世の退任後、ロバート・バラシオンは自分の息子、ジョフリーが成長するまでスタニスをドラゴンストーン公として任命した。この出来事により、兄弟の間に亀裂が走る。スタニスは、末弟のレンリーではなく、自分がバラシオン家代々のストームズエンド城を取り仕切るべきだと感じていた。

ドラゴンストーンもまた王室領の一部であり、加えて、ナロー・シーに浮かぶ周囲の島々とその近辺の本土にあるいくつもの小貴族を支配している。冷たい風が吹く厳しい島だ。スタニス公と家族は、できるだけ多くの時間を島から離れた王宮で過ごすことを好むが、シリーズが始まる直前に、政治に参加するためにドラゴンストーンに戻っている。

七王国の中でもドラゴンストーン城は、最も強固な城の1つだ。その理由として、今では失われてしまった石材加工技術を用いた、先進的なヴァリリアのデザインが挙げられる。島が孤立していることも、城の守りをさらに固くしているのだろう。船の多くは、部隊や巨大な武器をその場所に移動させなければならないし、その上、城の狙撃手による放火を潜り抜けて、危険な上陸作戦を遂行する羽目になる。城自体は、ストームズエンドや赤の王城のような荘厳な城ではないが、前述の2城は陸からの軍に襲撃される可能性がある。孤島にこれほど強固な砦を築く最大の理由は、どこからか来るであろう高貴な家のために完璧なものをつくることにあった。ドラゴンストーンの実の「土地」と言えば、ただいくつか漁村があるのみで、そのように頑丈な城の建築を支えることなどできなかった。

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